稲城について(序)三沢川まで

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
「いなぎし」と突然言われても詳細にぱっと思い出せないことがあるかもしれません。多摩ニュータウンの北東にある稲城市、そこには東京のさまざま要素が詰まっています。水田、谷戸、森林、梨畑、ニュータウン、遺跡や山道などがあります。ちなみに、稲城市は人口85,910人、36,431世帯、市の花は梨です。


 今回は、南多摩駅からめぐります。いま、南多摩駅は高架化工事最中で上り線だけ地上になっています。6年前ぐらいに訪れたきりなので今の駅の構造にちょっと戸惑いました。ちなみに、今の駅の構造は上り線ホーム(地上1階)から一回、下り線ホーム(地上2階)に上がり、改札のある1階に降りるという構造になっています。
 南多摩駅近くの城山公園内の図書館(稲城市立中央図書館)でリサーチをしました。その結果、三沢川放水路の工事の詳細記録が見つかったので急きょそこに立ち寄ることにしました。この写真は城山公園内のものです。


稲城ニュータウンを南に行きます。街路樹がいい感じです。まだニュータウンを造成している場所もあります。


街路樹の落ち葉が歩道に広がっている閑静な住宅地を過ぎると大きな森が。


下ると谷底につきました。


池に小川が流れ込んでいます。   ここは稲城中央公園の東側。


 公園を出てしばらくすると田んぼがありました。結構広いです。稲を刈り取った後なのですが、前日雨が降っていたので水が溜まっていたのと、残った稲がきれいな緑色をしていたので、稲を植えた直後に見えました。


 山一つ分を越えると、三沢川に出ました。三沢川の源流は東京都町田市小野路町で、下流端は神奈川県川崎市生田で、多摩川に注いでいます。稲城中流の方に当たります。この辺りの三沢川は1992年に改修工事がされ今の姿になりました。よくこのあたりの護岸を見ると、いたるところから稲城の山の湧水がちょろちょろと川に注いでいます。放水路の水門のある、上流(西方向)へ向かいます。

三沢川沿いには田畑がたくさんあります。


 三沢川放水路は多摩ニュータウンの開発をするときの排水対策として作られました。上流部を切り開くと上流部の保水力が落ちてしまい水害が発生しやすくなるからです。ちなみに放水路は全長約2.2キロ(うろ覚えですが・・・)あり、計画段階より3m伸びました。途中で尾根ルートとわかれています。ここは坂浜3197付近(稲城中央公園出入り口5付近)。


航空写真で見ると意外と小さいです。


次回からいよいよ本編スタート!

デザインを変えましたが、見辛い、使い辛いところがまだありますのでどんどんリニューアルしていきます。