都道427号線(4)

 前回までは淡々と現道の状況にただ触れただけですが、今回はこの都道の新道(?)、都市計画道路補助第128号線を大特集します!! 暗渠も、建設中のトンネルも、未開通の道も出てきます。ここからが本番です。


今回は城山通りにある大きな鳥居が印象的な世田谷八幡宮という神社の近くから始めます。城山通りを西に進みます。


宮坂1−27で急に補助第128号線が始まります。この道は実は分断されているようで…


 前回紹介した小田急線の北側のロソーンまえの道(上の写真)と直線上にありは繋げることができます。もしも、つながると… 世田谷通り(小田急線の南側)と赤堤通りの行き来がとてもしやすくなります。つまり、今まで通り抜け辛かった世田谷区中央部が少し通り抜けやすくなります。



城山通りと別れて南に進みます。



そろそろ、補助第128号線未開通区間が始まります。トンネル工事の白壁が見えてきました。


トンネルが目の前に見えてみました!!


そのまるで大崎高校のトンネル(上の写真)のよう。あのトンネルも学校をくぐっていました。



 補助第125号線の完成図と概要図。完成図を見ると中学校に渡り廊下ができるようです。この補助第128号線の工期は1991年6月から2015年3月までで、895mを24年かけて造るようです。


 上の完成図と同じアングルのつもりで撮ってみました。今はまだまだ完成には程遠いです。このトンネルの北口は烏山川の谷底の桜1−49にあります。


 白壁の隙間にレンズを押し込んで撮りました。結構大きいトンネルです。トンネルの構造は分かりません。近くには、このトンネル工事の工事進捗状況の写真付きパネルがあります。パネルには2012年10月から12月の作業光景や内容が描かれていました。



ここは烏山川の谷中橋、ここも多少リュニューアルされるかもしれません。


 近くにはトンネル工事でできた崖を登る階段があって、そこを上り丘の上に行きます。崖の上から宮坂の住宅街を一望できます。そして、丘の上にはトンネルができた最大の理由、桜木中学校(桜1−48)があります。世田谷区中央部には学校をくぐるトンネルが幾つかあります。 迂回をして南の方に行くと…






 トンネルの上に出ました。いえ、ここはトンネルの上ではありません。ここは擁壁部(道路が地下に潜るところ)になります。今は、平らですが、完成するとここは、トンネルの南口になります。トンネルは烏山川の谷底と同じ標高なので、南口には傾斜があります。


この区間の地図。ちょうど中学校の下にトンネルがあります。


 一般部(地上)、トンネル部(地下)、擁壁部(地下に潜るところ)の構造の説明。トンネル中でもしっかりと歩道のスペースが確保されています。擁壁部には半地下になっている道路と、それを挟む小さめの道の計三つの道があるので横幅が広いです。

擁壁部の具体例

若林陸橋



トンネル完成後も存在すれば日本一短い片側一車線(?)!!のはず… この辺りはおそらく擁壁部の脇6mの道になります。


 このあたりは一般部と擁壁部の境目になる予定です。なんだか補助125号線の建設現場になる前、家々が立ち退きされる前の様子がしのばれます。道が二方向に分かれています。


そこそこ形ができています。遠くに見える赤信号は世田谷通りです。



 世田谷通りにぶつかりました。補助第128号線は世田谷通りの周辺だけ完成しています。
この日は珍しくなにも予定がなかったのでふらっと出かけましたが、かなり良い暇つぶしになりました!



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