都道427号線(3)

 都道427号線の世田谷区内の狭隘部を紹介、今回は赤堤から下高井戸までを特集します。この区間は地図によって都道のある場所が違うという不思議な区間です。Googleマップを見ると…この都道世田谷線に平行に走る西側の道(線路わきの道)が都道になっていますが、私が使っている街の達人コンパクトでっか字 東京都23区 便利情報地図を見ると…世田谷線からほんの少し西に離れたを走っています。



 前回の狭隘部が終わった地点(松原6丁目交差点)から赤堤通りを約400m西に移動します。ここの辺りでは、都道427号線と指定されている道は赤堤通りと名乗っています。ちなみに、赤堤通り(市道)自体は代田から千歳台の方まで続いています。




 ローソン赤堤3丁目店が目の前にある赤堤交番前交差点(世田谷区赤堤3−12)でこの都道は赤堤通りから北に分かれます。都道に指定されているこの道は片側一車線です。分かれ道。正解は… (ここまで反転)です。両方の道とも同じくらいの緯度で急に道幅がものすごく狭くなっていて、途中まで造って放置された感がものすごくします。 



 まだ成人の日の残雪が残っています。あのときは休日ということもあって、家の周りのほとんどの御宅が雪かきをしなかったために悲惨な思いをしました。交通手段が残雪のためになく、歩いて駅に向かいましたが足元が悪く余計に15分かかり、ズボンの足首まで濡れてしまいました…  バスにも乗ろうと思えば乗れたのですが、どうやら晴天時の2〜3倍の時間がかかり、ダイヤがぐじゃぐじゃだったようです。


人気も車気もない道を進みます。



松原駅前交差点を過ぎると始まります、狭隘部。


 ふれあい赤堤だそうです。緑色の街灯には世田谷区の商店街のゆるきゃら’がーやん’の旗がありました。がーやんはてんとうむしのなんかです。詳しいことは忘れました。


赤松公園(赤松4−10)を過ぎるとまた運命の分かれ道です。右か左か直進か?


 右(東)に曲がるとすぐに北に曲がります。ごく普通の住宅街の人気のない市道と見かけは変わりません。しばらく直進すると…


 交差点にこんな光景が。 日本一短い片側一車線道路という感じがします。本当に短くて長さが30mもありません。実はこの辺りにはここ同じような所が幾つもあります。これらは道が分断されていたり、急に広くなったりしていて、なんだか道路開発の名残や敷設中の道に見えます。。
 この辺りの線路わきの道は歩道付きのタイル畳(?)で歩道には親水設備がありました。この時、電柱にあるプレートは確認しそびれてしまいました… 機会があったら確認しようと思いますが。


また道幅2.0m区間が始まります。


 下高井戸の商店街が始まります。豪徳寺駅前の商店街と同じ雰囲気がします。駅に近くなればなる程人通りが多くなる比例関係があります。




しばらく行くととまた分かれ道があります。今回も右に曲がります。京王線の踏切をまたぎます。




 下高井戸駅前の商店街、右に見える茶色の建物は京王線の下高井戸駅舎です。このときはちょうど歩行者天国で人であふれかえっていました。この商店街の雰囲気は戸越銀座タイプ(?)です。


しばらく進み、左に(北に)曲がります。 そろそろ終わりが近づいてきました。



 奥には国道20号線(甲州街道)と首都高速4号新宿線が見えます。国道20号線に合流するところまでが今回紹介する狭隘部です。この後ほんの少しだけ国道20号線(甲州街道)と重複(1ブロック分)し、下高井戸駅入り口交差点で北に分かれ、永福通りと名乗り始めます。


 最後に甲州街道沿いの玉川上水跡です。川底が遊歩道になっています。玉川上水は江戸時代にできた用水路で、羽村(八王子方面)から新宿まで続いています。