第2回インドアツアーズ:佐倉市(3)
前回までのあらすじ:京成臼井駅から、印旛沼を通って佐倉の市街地に移動中です。
天気が晴れてきたので、急に暑くなってきました。加えて、照り返しも強いので、一歩一歩の足取りが重くなります。
いつまで歩いても、右に線路、左に田んぼの構図は変わらず…。 好きで散歩しているはずなのに、無理やり散歩させられているような感覚に陥りました。
予定では線路沿いの道をしばらく歩いて、その後、わき道を通り国道296号線に出て市街地に向かうつもりです。
奥に見える長めの階段を撮ろうと思って何気なく撮った、この一枚。事後調査であるものが写りこんでいることが分かったのです。
もちろん怪談系ではありません。そんなもったいぶることではないのですが、この写真に未成駅の痕跡(ローターリー予定地と資材置き場)が写りこんでいただけのことです。
風車を中心とした「佐倉ふるさと広場」の横を通過する。急カーブを超えると左側の田園地帯とは対照的に、右側には住宅街が広がる。広いロータリーのような広場が見えるが、ここはかつて「江原台駅(仮称)」が建設される予定だった場所(詳細はユーカリが丘の項目を参照)Wikiの京成本線より
江原台駅は、京成臼井駅と京成佐倉駅の間(駅間5.3kmの中間地点)にできる予定でした。なぜできなかったのかというと、理由は単純で、駅用に用地取得した土地が6両編成分と狭かったからです… 仮にできていたら、左側も新興住宅街で、あの変わり映えのしない景色を見ずに済んだような気がします。でも、駅ができていなくて良かったような気がします。ちなみに、今の京成本線は8両編成です。
踏切があったので、気分転換に向こう側にわたってみます。
印旛沼の低地と、大地の境界にある崖。所々に何十段もありそうな気がする階段もあります。
戻ります。
遠くの丘陵には、凸形をした建物が見えます。あの辺りに市街地があると思うと…
日を遮るものは無く、日射と照り返しの攻めにあいます。うっかりして、入る脇道を間違えてしまいましたが、結局、国道には出ることができました。
鹿島川を眺めます。なんだか隅田川の面影を感じます。
国道296号線(船橋⇔九十九里浜方面)を通って佐倉市街地に向かいます。鹿島川を渡ると次第に、マンションや商店、住宅などが増えてきました。
-9th 歴博入口
国道の交差点の脇に石標がありました。なんて書いてあるのか読もうと思ったのですが、集中力が出ずに敗北しました。
振り向くと…
信号に『歴史博物館』と書いてあります。そして目の前には、大規模な施設の入り口があります。行き先が増えました! しかも、木が茂った所に入れるなんて!
ゲートをくぐり、堀をまたぎ、坂を上ります。なんだか、皇居(江戸城)のお濠を渡るような感じです。
早速眼に飛び込んできたのは…
ここってお城だったんですか。なるほどだから… と色々なものがふに落ちました。
この坂を登ればもうすぐ城址につきます。
接続回はこのくらいにして、次回は、城址めぐりの前編をやります。