多摩川・谷沢川水系

下沼部分水(仮)

さて、ここにあるのは沼部駅周辺の航空写真です。ここで15秒待ってみてください。 あれ、開渠? 線路をまたいでる? 等々力駅みたい。 Yahooの航空写真より 沼部分水(仮)は大田区付近で六郷用水から分流し、沼部駅付近で東急多摩川線をまたぎ、多摩川に平行…

新田川完全版

下丸子分水(仮)、矢口川の正式名称が新田川と判明いたしましたので、前回からその名前を使っております。 以前、書かせていただいた、六郷用水分水の新田川に関する記事があまりにも酷いので、補筆、リメイクさせていただきます。なにがどう酷いかというと、…

北古川

ご無沙汰しておりました。更新をお休みしてしまいすみませんでした。 そして、皆様のおかげで5周年を迎えることかできました。特に、勝手に休んでいる間にも、時々このブログをわざわざ覗いて下さった方、当ブログアクセスランキング1位の新宿区のみなさま、…

御岳山について(3)都道と登山道の話

今までの流れを一度まとめてみます。御岳山について(1)集落と都道の話 御岳山について(2)町と鍾乳洞の案内看板の話 御岳山について(特)三ツ合鍾乳洞 5月のある日に御岳山をあきる野市側から登ろうと思いました。あきる野市の十里木という場所から北に進み…

御岳山について(1)集落と都道の話

突然、独りで御岳山に登りたくなりました。そして、思い立ったら吉日なのでその日に御岳山に登ることにしました。 「どうせ御岳山に登るのなら」と思い、御岳山をケーブルカーのある御岳駅側(北側)から登るのではなく、あきる野市側(南側)から登ることにしま…

春の多摩川(4)田園調布1丁目&田園調布本町探検part2

part1の続きです。より大きな地図で 春の多摩川 を表示 -多摩川園ラケットクラブ跡地 現在、多摩川園ラケットクラブは田園調布せせらぎ公園になっています、東京の名湧水57選に選ばれています。昭和3年の地図を見ると、東側の斜面に土砂崩れによる崩土が数か…

春の多摩川(4)田園調布1丁目&田園調布本町探検part1

2年ぶりの○○丁目探検の企画です。今回訪ねたのは,昭和中期まで大田区内では羽田(穴守)に次ぐ行楽地(?)だった田園調布1丁目と田園調布本町。そこには、遊園地、展望塔、茶屋、夏季限定の渡し船(東急電鉄)・納涼水泳場、田園グラウンド(野球場)、田園コロシア…

春の多摩川(3)多摩川の砂利用軌道

このシリーズも中盤に差し掛かりました。 多摩川の砂利軌道と言うと多摩地区が有名ですが、今回取り上げるのは昭和初期の川崎市中原区にあった砂利軌道です。砂利軌道は文字通り、採掘された砂利を軌道に乗せて運ぶものです。 この砂利軌道は、東急東横線に…

春の多摩川(2)御鷹野圦

ここは、以前lotus62さんが特集なさっていました。今回は庵谷橋→御鷹野圦→元巨人軍グラウンドとなります。 六郷用水の南北引き分けまでの主な堰 大蔵の八寸(不明) 謎の多い堰。東から小河川が堰の上手に合流し、堰から多摩川へ向けて排水路が流れていました…

春の多摩川(序・改稿編)

更新遅れてすみません。 今回の企画を思いついたのは2011年真夏のある日。当時は、カーネーションの最盛期の母の日に、カーネーションの一大産地だった多摩川温室村を2回にわたって特集する予定でしたが、いろいろなアイデアが湧いてきて、桜の季節に玉堤地…

和泉・猪方計画〜町田川part1〜

以前から町田川や清水川の2つの謎を追っていました。それは六郷用水図に載っている町田川の源流の池と、六郷用水からのアクセス(猫またぎさんがご紹介なさっていた清水川 喜多見5丁目支流(仮)とは別物です)があり、現在調査中です。 六郷用水図が掲載され…

和泉・猪方計画〜猪方の名無しの橋〜

狛江市の都立狛江高校前から流れが始まって、猪方付近から多摩川の土手の中を流れ、猪方排水樋管付近で多摩川に合流している川もしくは用水路がありました。狛江一帯の田畑の排水を集めて流れていたのでしょう。これを猪方川(仮)と名付けます。この川跡は六…

和泉・猪方計画〜狛江分水(仮)part1〜

狛江分水(仮)は六郷用水の分水の一つです。六郷用水の分水というと、六郷、新井宿、矢口、沼部地区が有名ですが、狛江、玉堤や喜多見にもありました。 六郷用水図という明治時代初期に描かれたもので、清水川や町田川の源流である池や、謎の大蔵八寸も載って…

満願寺の流れ再調査編

去年特集した満願寺の流れを再調査しました。この川は、lotus62さん、猫またぎさんや世田谷の川探検隊さんなどが特集なさっています。参考に等々力周辺の地形図を貼ります。 -谷戸の下池 大東京1:20000地形図(1934年)で玉川等々力町3丁目136番に谷戸の下…

等々力一丁目&尾山台二丁目探検 特別編(2) 丸子川-等々力支流

「一直線に流れていてあっけない」これがこの暗渠に対しての感想。 途中、前々回に紹介した階段がある。*1 合流端(樋橋)は、等々力1-1。上流端は、等々力1-27。 合流口か? コンクリート蓋の暗渠。 上流端。 階段をふもとから見た。まるで小さな山の様だ。 …

昔々…あるところで…

おじいさんとおばあさんが登場する昔話ではありません。まあ、昔々といっても二年前話ですが(笑) 雪降る谷沢川の写真を公開します。 この時レンズが濡れてしまい影ができている。 ひもに積もった雪 谷沢川の水面 等々力渓谷日本庭園 椿の花と雪 私が持ってい…